短歌という名の言葉。



いつまでも続く廊下を冷たいと知っているのに裸足で走る

因数が役に立つとは信じてない明日になって槍が降っても

コーヒーに砂糖3杯ぶちこんで今想うのは彼の手と爪

信じろと言う僕こそが一番嘘でメールボックスはいつも空

離せない君の小指を掴み取って潰してしまう夢と現実

背中がパンダみたいいつ見たって笑ってしまう彼にナイショで

届かないなんて知ってた郵便屋とっ捕まえて恋もお願い

コンビニみたいに立ち寄ってあたしんちにアイツの好物並べる

どうしても君を大事にしたくて非難しか出ない僕に鉄拳

ちょい大きくなって身軽になったのに初めの一歩は出ない

ハードル跳べないからくぐろうとして頭ぶつけるやっぱ逃げれない

男にハマってるあの子を見てバカになるってことを知らされただけ

コンクリートしか歩いたことない なのに人生の山も谷も歩け?

本の間から出てきた写真 若いだけだった君の首筋

言葉に飢えてるあたしはそれをくれることのないあなたが欲しくて

飲み込んでしまえるほどのカラダならば君を丸ごといただきます

すごく続きが気になる小説を明日まで我慢できる今日 

頭触られるの嫌がってた彼 膝枕で眠るのは得意

君がヤメロとは言わないからあたしはやめられない何が何でも

「死んでもいい?」なんて「よくない」って言わせるための命令なんじゃん

傘に当たる雨音をすっごく好きなのにフラれる日の雨はイヤ

屋上から飛び降りてみたい立ち入り禁止でしょ今はどこも

誰かトドメをさしてくれればいいなんて狂ったって思わない

白いテープがあると決めつけて走ってるひとり前の背中見つめて

後ろも見ずにひたすら走るそびえ立つ壁すら君には透明

化粧水をたっぷりつけてメイクしてあの一瞬のため屋上へ

切れる音がして振り返るたった今きっと何か忘れました

喉がかれて息も出来ない何かになれると思い込む瞬間







home

女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理